麗し(潤わし)の君
注:本日 火曜日は定休日です
それは ある日の事でした
頼まれた用事を済ます為 ペットショップへ行き
レジに並んでいたら ふと〝誰かの視線〟を感じたのです
だぁれ・・・?
そう思い 視線を感じる気配の先に目をやると
1匹のベタが ジィ〜ッとコチラを見つめています
何だ?コイツ・・・
私が まさに〝ギョッ〟とした瞬間でした(笑)
ちなみにベタとは東南アジア産の熱帯魚らしいです
雨期と乾期の差が激しい過酷な環境で生き残る為なのか
同種を同じ容器に入れるとどちらかが死ぬまで闘い続ける(らしい)
といった〝闘魚〟なのです
観賞用ベタの雄は通常〝無駄に大きな尾ひれ〟で
優雅に水中を舞っていると言うのが一般的な その姿なのですが
コイツって・・・コイツって・・・
〝なんか地味ぃ〜!!〟(鼻笑)
個別の容器に入れられ並んでいた同種の仲間達とは毛色が違い
尾ヒレが地味で まるで〝古代魚的なルックス〟に思わず爆笑♪
〝人間の社会〟とは違い 求愛の為に 派手な雄が多い動物の世界
この地味さって もしかして〝サカナ界のオカマちゃん?〟
と さえ思ってしまった程メス的な特徴の容姿をしています
見れば見る程に 何だか気になる存在なサカナでした(笑)
私 その後も数回 このペットショップに足を運んだのですが
鑑賞するには やはり地味なのか気が付けば〝売れ残り〟(笑)
当時 社長業にホトホト疲れ果てていた私は彼を見る度に
癒される何かがある事に気付き 会社の片隅で皆に内緒で彼を飼育☆
束の間 現実逃避から彼の名前を〝サカナ社長〟と呼び
ストックルームで密かに可愛がっていたのです♪
それから数日後 作業場からヒトミさんが笑い転げながら
ヨジれる お腹を抱えて店頭に走って戻って来ました
『みんな〜♪・・・生きた・・・〝生きたイリコ〟が作業場に居るぅ〜♪』
もしかして・・・サ?サカナ社長・・・(バレちゃった(汗))
誰が見ても その第一印象が〝乾き物〟(笑)な サカナ社長は
その後〝キモカワイイ♡〟と無事 皆に受け入れられて
私達の〝ココロを潤わせてくれる〟大事な仲間になりましたとさ
夏期休暇中 当店のサカナ社長を お泊まりさせてくれたJ君家族の
臨時秘書 ニナちゃん(3歳)に 心から感謝です☆(アリガトウ♪)
それでは今日はこの辺で 失礼♬
大川
STOMP/ストンプ
福岡・天神の靴の修理屋さん