真夏の〝裏張り〟STICK ON LOVER ☆
ハーフラバーも1足毎に設定が違って来るので
現在でも仕込みは全て私の担当です
難易度の高い作業はシレ〜ッと私の作業台
に相変わらず集まって来ます(笑)
基本的な貼り方は こんなカンジなのですが
ソールの形状で少しずつ仕様を変えて行くのです
ソールがレンズ状に膨らんで形成されている場合
張り込むラバーの抵抗を逃がす為 半カラス的な形状で
貼ることが多いです
なおかつ デザインも壊さずにシックリと来ます♪
ソールの厚さ(1ミリ)・ソールの輪郭からはみ出した
繊細な生地のプリーツ部(−1ミリ)踏まずにはシルクサテン
作業するには〝全てがギリギリの状態〟なのですが・・・
ひるむ事無く そのギリギリの所まで果敢に攻め込みます
〝繊細な作りの靴〟は作業中の一瞬の手ぶれが命取りです
リスキーですが この辺り迄は〝まだまだ序の口☆〟
ですから現在の所 通常料金でお受けしています♪
さて 船底状に せり上がったソールの場合だと
先程の貼り方でもムリが生じてしまうので
〝更に仕様を変更〟します♪
線を引く為だけに使う専用の工具を使い
局面からソールとサイドエッジの〝最適な境界線〟
を割り出して その位置に細い針先で印を付けます
線の軌道をナイフで慎重に追いかけながら
接着面を正確に0、3ミリ くり抜いて行きます
修正は効きませんからハーフラバーの作業の中
では最も〝集中力の必要〟な作業になります
この様に わりと細かな仕込みなのですが
しかし ここまでやっても実は通常料金なのです
なぜならば・・・
〝シールを貼っただけ〟にしか見えないから♪(笑)
嗚呼・・・ザンネン・・・(泣)
それでは今日は この辺で 失礼♪
尚 ソールへのフラットな埋め込みは
料金高に なるのでお勧めしてません☆
STOMP/ストンプ:大川
福岡天神の靴の修理屋さん