幻年時代

 

 

 

とある夕暮れ蒸し暑かっただろうか、あるいは肌寒かっただろうか

ひとりきりだったのか、トモダチとワイワイだったか

 

 

 

今ではそのおぼろげな風景しか炙りだすことができないが

あの足音と地面を踏みしめた感触だけはひどく頭にこびりついている

 

 

 

物心ついて初めて自分が選んだ靴を買ってもらい

それを履いて歩いたときの記憶だ

 

 

 

スニーカーには違いないだろうがどんな色だったか

どんなフォルムだったかも皆目検討もつかない

 

 

 

でもとにかく嬉しくていろんな地面を踏みしめて

そこから発せられるいろんな音を感じ靴を楽しんでいた

 

 

 

ゴツゴツジャリジャリサクサクペッタンペッタン

たった一足で地球と奏でるセッションがなんとも幼心に敏感に響いていた

 

 

 

朝のまどろみの中淡く遠い記憶から現実に辿りつき目が醒めた

そして今日もSTOMPという宇宙の一角で様々な足音を聞いている

 

 

 

ニタハラさん

ドゴンドゴンとアクセントの強い男気なストンプ

 

イッペイさん

ゆる〜りゆる〜りの極楽なストンプ

 

ハシモトさん

チャキチャキと小刻みに刻む機敏なストンプ

 

ジンさん

しなやか〜に流す流麗なストンプ

 

オオカワBOSS

軽快なビートが奏でるファンキーなストンプ

 

 

 

そして私モトノは・・・

毎日スッテンコロリンで未熟なストンプ

 

 

 

足音や歩き方って人柄が表れて楽しい

間違いなんてないひとりひとりの歩み方

 

 

 

さて皆様はどんなストンプ?

 

 

 

明日も6人が奏でる様々なストンプで心よりお待ちしております

 

 

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モトノ

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