ウエッジソール 

オールソールの大忙しの最中。

 

新人スタッフのいっぺい君から、セメント製法のオールソール修理のウエッジソールに関する質問

 

『橋本さんならどんな形で作ります??』

 

との質問に対し、片足デモンストレーション♪

さささっと手早く。かつ丁寧に作ってみせました

 

 

『こんな感じでどう??』

 

 

ウエッジソールは、戦争中に靴の骨格であるシャンクに使われているスチールが手に入らなくなったことから

シャンクのいらないデザインを、、と言う事でサルバトーレ・フェラガモによって考案されたデザインなのだそうです。

 

 

『ウエッジソールのトラクションソールもこの形状でしょ!』

『木型の底面に由来している形なのだよ。』

 

 

 

 

 

『そもそも足の骨の形状がこうだから』

 

 

 

歩行時に底屈背屈運動を繰り返す為、爪先から足の指の付け根部分はフラット。

土踏まずのアーチを意識して、踵部分は地面に対してフラットにしながらヒールハイト(ヒールの高さ)を作る。。

基本的な足の形と運動をしっかりイメージする事が大前提です

ごくシンプルなウエッジソールですが、その構造の中には何気に解剖学的な要素が含まれています

 

ぼくにとっては整形靴の専門学校時代に学んだ基礎的な常識なのですが、、

 

知らない修理屋さん意外と多いみたいです!

 

簡単そうにこなしているシンプルな構造の靴修理であっても

誰にも気付かれない様な秘訣や工夫が沢山隠されていてとても面白いです☆

 

 

ただのスポンジのかたまりですが、ソールは体全体を支える大切なパーツです

ソールのバランスが傾けば足が傾き身体全体が傾く原因になりかねません!

 

ソールのすり減りの際はお早目にSTOMPまで。しっかりした知識と技術で対応いたします!!

 

おまけ;Stomp-Alleyway

 

 

 

 

 

 

 

 

橋本

STOMP/ストンプ

福岡・天神の靴修理屋さん